2012-10-31(Wed)
内覧会と開院についてのお知らせ
内覧会は11月10日(土)午前10時~午後3時
11月11日(日)午前10時~午後3時で院内を解放いたします。
地域の患者様におかれましては どなたでも院内を見学することができますので、気軽に見学におこしください。
またヘルストロンの無料体験も行いますので、ヘルストロンに興味のある方
はこの機会に是非体験していただきたく思います。
内覧会時には今後の診察をスムーズにするために 診察券の発行を行っています。
診察券発行ご希望の患者様は、保険証をお持ちいただきますようお願いいたします。
(保険証がなくても診察券発行できます)
予約や院内についての説明等も行っていますので気軽にスタッフにお声かけください。
また現在スタッフ研修中です。
この1週間で10名程の患者様が来られましたが、診察できず申し訳ありませんでした。
看板などが立ち始め開院していると勘違いされる方も多いかもしれません。
大変申し訳ありません。
開院日は11月12日(月)8時45分からとなりますので、くれぐれもお間違ちがいないよう
お願いいたします。
来ていただきました患者様、大変申し訳ありませんでした。
[名古屋市名東区 一社 まえはら耳鼻咽喉科]
2012-10-13(Sat)
今回は以前から度々このブログに登場するヘルストロンに関してご紹介いたします。
ヘルストロンは白寿生科学研究所さんから製造・販売されております。
白寿生科学研究所さんのサイトにはこちらから御覧いただけます.
http://www.hakuju.co.jp/index.html
当院で導入するヘルストロンは3万ボルトの医療用になります。(9千ボルトの家庭用も販売されております)
専用の椅子に座っていただくだけで効果が得られます。
まず初回は20分からはじめ、最長で30分になります。
座っている間、ビリビリするなどの刺激はありません。
終了後、人によっては疲労感を感じることもあるかもしれませんが一時的なものですのでとくに心配はいりません。
それでは、どのような効果が得られるか御説明いたします。
ヘルストロンは交流の高圧電界(交流とは1秒間に50回又は60回、+の電気と-の電気が入れ替わることです)を作り出します。
その交流高圧電界は電気的バランスを調整し自然治癒力を高め体調を整えていくことができるのです。
(一般的には肩こり、頭痛、不眠症、慢性便秘、アレルギーのような慢性疾患に対して効果があると言われております。)
また、私たち耳鼻科医は難聴やめまい、耳鳴りの治療として血流改善を目的とした薬剤を投与することがあると以前御説明いたしましたが、ヘルストロンは赤血球や白血球などが持つ電位を向上させ血液の粘度が低下することで血流改善させる働きがあります。そして臓器・細胞の代謝を促進し、それぞれの機能を改善させるのです。
つまり、ヘルストロンは(とくに耳鼻科の領域では)治りにくい耳鳴り、めまいに対しての有効な治療の一つと考えられます。
注意していただきたいことは、ヘルストロンは一度だけでは大きな効果は得られないということです。
最低でも週に2回は通電していただき、少なくとも3カ月は続けていただきたく存じます。
継続することで少しずつ体質を改善していく治療である事を御理解いただければ幸いです。
ちなみに、なぜヘルストロンを導入しようと考えたかと申しますと、以前診察のお手伝いをさせていただいていた耳鼻科さん(1日に200人以上の患者さんが受診する地域の皆様にとても信頼されている耳鼻科さんです。)でヘルストロンを導入されており、薬では治りにくい耳鳴り、めまいの患者さんが改善に向かう姿を目の当たりにし感銘を受けたからです。
確かに耳鳴りやめまいは完全に治すどころか和らげることすらとても難しい症状・疾患です。
しかしヘルストロンは今までどんな治療薬を試しても改善しなかった方々でも効果が得られる可能性があります。
ヘルストロンの御希望がございましたら、ぜひ当院に御相談ください。[名古屋市名東区 一社 まえはら耳鼻咽喉科]
2012-10-03(Wed)
私事で大変恐縮ですが9月30日をもって10年半所属させていただいた愛知医大耳鼻咽喉科を退職いたしました。
これまで御指導いただきました諸先輩方、苦楽を共にしてきた同僚、後輩の皆様、そして暖かくサポートしてくださったコメディカルの皆様のおかげでとても充実した毎日を過ごすことができました。
この場をお借りして改めて御礼を申し上げます。
今後、私はスタッフとともに自分たちの理想とする耳鼻科を作り上げていくため日々精進してまいります。
いつまでも謙虚さを忘れず、耳鼻科医としての誇りを持ち続け、地域の町医者として頑張ります。
本当にありがとうございました。
今後とも御指導御鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
[名古屋市名東区 一社 まえはら耳鼻咽喉科]
2012-10-03(Wed)
めまいについて(対処法、治療法、予防法)
今回はめまいに対しての対処法・治療法・予防法に関して御説明いたします。
めまいや随伴する症状(例えば吐き気や嘔吐など)はとても不快なものです。
めまいは多くの場合突然発症することが多いため、とくに初めて発症した場合、当事者および御家族の方々は非常に不安になることと思います。
まずは、めまいが起きた場合の対処法を御説明いたします。
①先日も述べました通り、緊急性のある危険なめまい、つまり脳出血や脳梗塞などの脳からのめまいであればすぐに救命救急対応のできる病院を受診する必要があります。
時間との勝負になることがあります。速やかに救急病院を受診していただきたく存じます。(どのような症状が危険なめまいの症状であるかは、前々回にアップした「めまいについて」を御参照ください)
②ひとまず危険なめまいではなさそう、と判断された場合、発作が治まるまで安静を保ってください。なるべく部屋を暗く、静かな状態にして楽な姿勢をとることが大事です。
③どうしても不安になりパニックに陥りがちですが、そのような不安な気持ちはかえってめまいを増悪させることがあります。危険なめまいでなければ、あわてず落ち着くことがとても重要です。
④ある程度落ち着いて移動が可能になれば、当院やお近くの耳鼻咽喉科あるいは内科を受診して下さい。
(危険なめまいではなさそうだがまったく改善の兆しがない場合、しんどいところ大変申し訳ありませんが、やはり緊急を要するめまいの可能性も否定できないため救急対応のできる病院を速やかに受診するべきと考えます)
続いて、一般的な治療法について御説明いたします。
危険なめまい、緊急を要するめまいでないことを確認できた場合、内服(場合によって注射、点滴)、リハビリ、理学療法、外科的治療つまり手術、これらが治療法となります。
①内服症状に応じて薬を選択し処方します。具体的には下記のようなものがあります。
・抗めまい薬・循環改善薬以前御説明いたしました通り、脳や耳(特に内耳)はバランスを保つ働きをしています。その脳や内耳は十分な血液が無いと上手く働くことができません。また血液だけでなく、リンパ液の流れも悪くなると内耳の循環が悪くなり、むくんでしまうことでめまいが生じます。
そのため、脳や内耳の血流やリンパの流れをよくする薬を用いてめまいを改善させます。
・吐き気止めめまいは吐き気や嘔吐を伴うことがしばしばあります。
そこで、吐き気止めを用いて症状を緩和していきます。
・抗不安薬
めまいが生じると不安が募るのは致し方ないことと思います。
そしてその不安感はめまいを増悪させてしまうこともあるため抗不安薬にて悪循環を解消していきます。
・ビタミン薬
ビタミンは末梢神経の障害を修復する働きがあります。そこでビタミン薬を投与することもあります。
・ステロイド
ステロイドには多くの効果があります。
中でも抗炎症作用、抗浮腫作用が内耳に働くことで、めまいを改善していきます。
また以前御説明しました通り、急性感音難聴に対してもステロイドを用います。
めまいに急性感音難聴が合併している場合、ステロイドを投与していくことがあります。
・浸透圧利尿薬
以前、メニエール病について御説明いたしましたが、メニエール病は内耳に水が過剰にたまる病態ですので、水をひく目的で浸透圧利尿薬を用いることがあります。
②リハビリテーション
当院ではヘルストロンを導入します。
ヘルストロンとはリハビリ機器の名称です。
(ヘルストロンに関しての説明は近日中にアップいたします)
ヘルストロンの効能の一つに循環改善があります。循環改善によりめまいを改善していきます。
③理学療法
良性発作性頭位眩暈症という病気があります。具体的には後日御説明いたしますが、簡単に御説明いたしますと内耳のバランスをとる器官の一つである半規管に耳石という細かい石が入り込み、頭の位置によって耳石がコロコロ動くことでリンパ液に流れが生じ、バランスが崩れめまいが生じるという病気です。
理学療法とは、この迷入した耳石を半規管から追い出そうとする方法です。
半規管は左右に3つずつ存在します。よってどこの半規管に耳石が入り込んだかはっきり確定できればこの治療を行うことができます。(実際にはなかなか難しいのですが・・・)
④手術療法
先ほどのメニエール病で特にコントロールが困難な場合、過剰な内耳の水を排出する手術を行うことが稀にあります。
以上が、めまいに対する一般的な治療法です。
最後に少しでもめまい発作を防ぐためにどうするべきか、を御説明いたします。
経験上、不眠、疲れやストレスがたまっている時にめまい発作を生じやすいように思います。
よって、当たり前のことですが睡眠、休養を十分に取り、適度な運動を行い、上手く気分転換をはかるということがとても大事なこととなります。
また、規則正しい食事摂取や飲酒・喫煙を控えめにすることも非常に重要なポイントであると考えます。
以上、今回はめまいの対処法、治療法、予防法について御説明いたしました。
近日中にめまいを引き起こす代表的な疾患やヘルストロンについて御説明いたします。
いつも更新が遅くて誠に申し訳ございません。
今後とも閲覧いただきたく切磋琢磨してまいります。何卒よろしくお願いいたします。
[名古屋市名東区 一社 まえはら耳鼻咽喉科]