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2021-05-21(Fri)

小さなお子様の風邪

みなさまこんにちは

今回は小さなお子様の風邪症状(鼻水、咳、痰)に対してどのような対応が望ましいかをお話しいたします。
当院でも風邪をひいたお子様を診察するのですが主に、鼻水、鼻詰まり、咳のせいで息苦しい、寝づらいといったお悩みが多いです。

鼻は耳やのどにつながっているので、鼻水が多くなると耳に影響が出て中耳炎になったり、のどに鼻水がおりて痰がからんだり、痰がひっかかって咳が出ます。
したがって鼻水をいかにためないようにするかが大事です。

鼻止め、咳止めの薬を混合した風邪薬を処方することが対応策の一つではあるのですが、飲めばすぐに症状がなくなるわけではありません。
私は少しでも症状が緩和できればいいかな、といったイメージで風邪薬を処方しています。

時には細菌感染を伴って副鼻腔炎のような黄色や緑色のねばっこい鼻水が四六時中続くこともあり、その場合は抗生剤を使用することもあります。

しかし風邪症状を緩和するには鼻水をこまめにしっかりとってあげることが一番効果的です。
最近は電動の鼻水吸引機もいいものが出ておりますが、ドラッグストアで売っているような簡易的な鼻吸い器でもいいですのでご家庭でも根気よく頻回にとってあげることができれば理想的です。(とはいえなかなか難しいことは私も経験者ですので重々承知しております。)
寝る前、お風呂に入っている時に鼻水を吸い取ってあげることができたら少しでも楽に寝ることができると思います。
大きくなって自分で鼻がかめるようになるまでは根気よく外から吸い取ってあげる必要があります。

当院では鼻水の掃除は毎日でも朝晩でもお時間が許す限りいつでも行なっておりますので遠慮なくご相談くださいね。


[名古屋市名東区 一社  まえはら耳鼻咽喉科]

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プロフィール

isshajibika

Author:isshajibika
はじめまして(^^) 名東区一社在住耳鼻科医師の前原一方と申します。
この度長年お世話になりました愛知医科大学耳鼻咽喉科を退職し、平成24年11月12日、一社駅前にて開業させていただく事になりました。
地域の皆様に心から喜んでいただける医院作りを目指し、猛勉強中です。どうぞ宜しくお願い致します。
私は3人の子の父親でもあります。私達夫婦や子ども達がお世話になっている名東区の地域の皆様に少しでもご恩返ししたいと思っております。

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